10年以上愛用してる革のビジネスバッグ の色褪せが気になったので、染料(ローパスバチック)を使い補色して復活させてみたので紹介します。
10年以上愛用の革鞄(レザービジネスバッグ)
私には10年以上愛用してる革のビジネスバッグがあります。ほぼ毎日のように仕事で使っているレザーのビジネスバッグです。
雨に濡れ、風に打たれ、通勤電車では押し潰され、10年以上よく耐えてくれた素晴らしい鞄です。しかし、さすがに10年ほぼ毎日使っていると色褪せや傷が目立つようになってきたので、最近気になっていました。
デザインも機能性も気にいっていたので、同じものを新しく買おうと考えましたが既に生産終了モデルでした(10年も経てば当たり前か・・・)。似たようなデザインを探したのだが、しっくりくるものが見つからず。。。
そこで考えたのが「補色(修復)」。以前、レザーのスニーカーの色褪せを補色をしたことがあったので、カバンも補色して綺麗に復活できないだろうか?と思い、今回試してみたので紹介します。
使用染料(Roapas Batik|ローパスバチック)
皮革用液体染料 ローパスバチック 黒 100ml
今回使用した染料は、ローパスバチックの黒です。近所のお店で染料を探していたら見つけました。値段は400円程度で容量は100mlと、試すにはちょうど良い商品でしたのこれを選びました。
裏面の説明書きはこんな感じです。
【使い方】刷毛かタンポ(折り畳んだ布)に付けて、革に塗る⇒乾燥後、レザーフィックス等で仕上げ。●薄める場合は水で ●混色自由 ●使用した刷毛や容器は洗剤(ネオパールN)と水で洗浄 ※染料のしみ込まない革、表面加工されている革には染まりません。
キャップを開けるとこんな感じです。
注ぎ口は少量ずつ出せるように小さい穴になっています。
使用道具
筆&容器
染色に使った道具は塗るための筆と染料をいれる容器の2点だけです。筆は100円均一で買いました。私が選んだのは5種類のサイズがセットになっていました。塗る場所によって筆のサイズを変えられる方が便利だと思います。容器はお菓子が入っていたトレーを使用しました。汚れてもいい陶器やプラスチックものであればどんな器でもいいと思います。
【参考】
修復作業開始!
まずは、染料をトレーに出していきます。
染料は、墨汁のような感じでサラサラとしています。
染色開始
それでは塗っていきます。
塗った瞬間は弾くような感じですが、すぐにしみ込んでいき、馴染んでいる様子です。革表面に残った染料はティッシュ等で拭き取ってあげれば、その後は触っても手に付くことはありませんでした。
染料の染色前と後はこんな感じです。
一目瞭然ですね。一筆でキッチリ塗れて、一瞬で新品の頃に近い色合いになってくれました。この調子で全体を仕上げていきましょう!
染色完了
そして、染色が終わった様子がこちらです。色褪せてボンヤリしているように見えていましたが、塗った後はシャキッとした印象になりました。新旧見比べてみましょう。
まずは、全体です。
色褪せが酷かった部分の新旧はこちらです。
傷が目立っていた部分の新旧はこちらです。
最後に
今回の革鞄復活プロジェクトは如何でしたでしょうか?
10年以上使用し、色褪せと傷が目立っていた革の鞄でしたが、補色することで新品の時の様な色合いに見事復活しましちゃいました。しかもかかった費用がインクと筆を合わせて500円程度でした。
ダメ元で試した今回の企画でしたが、個人的には大変満足がいく結果になりました。革の鞄をお持ちの方は、買い替えや捨てる前に一度試してみることオススメします。