子供が鉛筆を使うようになると、同時に必要になるのが鉛筆削りです。これまで我が家にあったのは、指先でつまんで削るような簡易的な小さいサイズのもでした。
しかし、子供のためにはしっかりしたものを使わせてあげたいと考え購入したのが「カール事務器エンゼル5」です。
今回は手動鉛筆削り「カール事務器エンゼル5」を紹介したいと思います。
カール事務器って?
カール事務器株式会社は1929年に東京で創業した日本の文房具メーカーです。創業当時は個人出資の「三万堂製作所」として設立しました。戦後1947年に戦災被害を受けた工場を再建し、カール印の文房具や雑貨の販売を開始しました。その後、1954年に現在の社名である「カール事務器株式会社」を設立しました。
裁断機、穿孔器(パンチ)で知られるメーカーであり、シェアは業界トップクラス。さまざまな賞も受賞しています。
- 2004年「クラフトパンチアートシリーズ」が、第4回ホビー産業大賞経済産業省製造局長賞を受賞。
- 2009年「フローランスミュレ」が、第9回ホビー産業大賞 日本ホビー協会賞を受賞。
- 2010年 穴あけパンチ「アリシス」が、第19回日本文具大賞2010 機能部門グランプリを受賞。
- 2011年 鉛筆削器「エンゼル5」が、第20回日本文具大賞2011 機能部門優秀賞を受賞。
- 2016年「くるくる・カールくん」が、ドイツ「iFデザインアワード2016」を受賞。
今回、紹介するエンゼル5も受賞してますね!!
エンゼル5を選んだ理由
鉛筆削りを選ぶ際にまず悩むのが、「電動」にするか?「手動」にするか?ではないかと思います。しかし、私はできる限り子供には色んな経験をしてほしいと思っているので、迷わず「手動」の一択でした。ハンドルを回して削る感覚や上手に削れた時の喜び感じてほしいからです。
また、このエンゼル5は、丈夫な金属製のボディできており、デザインもシンプルでちょっと昭和レトロな感じもあり、飽きることなく、永く使うことができると思います。
Made in Japan
このエンゼル5のパーツはすべて日本製で作られています。削り刃は、特殊鋼で作られており、精度と耐久性に優れ、切れ味は抜群です!
分解してみると削り刃に刻印された「MADE IN JAPAN」の文字がわかります。
傷を付けない配慮
鉛筆をはさむチャック部はゴム素材を採用し、鉛筆をはさんで削る際にも傷が付かないように配慮されいてます。鉛筆形状は円形でも六角形でもしっかりとホールドしてくれます。
2段階芯調節機能付き(ロイヤルのみ)
このエンゼル5には「プレミアム」と「ロイヤル」という2種類があります。この2つの違いは、2段階の芯調節機能が付いているかいないかです。2段階芯調節機能付きは「ロイヤル」になります。
鉛筆の芯の硬さや種類よって芯先の太さを2段階で選べます。ハンドル付け根部分の黒いダイヤルを回して調整できます。(芯先の太さの目安:細い 0.5mm/太い 0.9mm)
ちなみに私が購入したのは、「プレミアム」なので2段階芯調節機能は付いていないです。
削り心地がいい
削った感じはさすが日本製という感じです。ハンドルを回すと「サッ、サッ」とか「シャッ、シャッ」という感じでスムーズに削れます。
削り終えると「ス~~」っと回しているハンドルが軽くなり、空回りするような感じになるので無駄に削りすぎることがありません。子供が削るには際には必要なことですね。
削りカスはこんな感じです。
小さく少しずつ削られているのがわかりますね。ハンドルが軽くスムーズに回り、削りすぎがない理由が納得です!
比較してみた
比較するまでもないかと思いますが、参考までに削り上がりを簡易的な鉛筆削りと比べてみました。
まずは簡易的な鉛筆削りで、削ります。
写真では、わかりずらいのですが、芯先の削れかたが悪く、歪んでいます。木の部分もはぎ取られたみたいに、ゴツゴツとした仕上がりです。
次は、エンゼル5で削ってみます。
当たり前ですが仕上がりは簡易的な鉛筆削りシャープに削れています。先端から木の部分まで滑らかで綺麗に仕上がってます。
並べるとこんな感じです。(上:簡易的な鉛筆削り、下:エンゼル5)
まとめ
エンゼル5はすべてにおいてシンプル。機能は”鉛筆を削る”ただそれだけ。デザインに派手な装飾はなく、シックでレトロな感じ。以上でも以下でもないベストな商品だと思います。
時代を問わず永く使い続けることができると思います。
机のペン立ての横に1台並べてみてはいかがでしょうか。